芸能養成所を卒業した後
芸能養成所を卒業した後
芸能養成所を卒業すると自動的に芸能プロダクションに所属することができるのだろうかと、疑問に思う人は少なくありません。結論から言うと、必ずプロダクションに入れるということはありません。その理由は芸能養成所の目的は芸能に関する技能を身に着けることが目的だからです。そのあとどんな道に進むかは本人の能力に大きくかかっています。ほとんどの生徒は一生懸命努力していますが、それ以上に才能や潜在能力は大きな要素です。芸能養成所を卒業した後に芸能プロダクションに所属したい場合は、面接やオーディションを受けて合格する必要があります。
つまり芸能養成所ははじめのステップにすぎません。もちろん養成所を出ていなくても、事務所のオーディションを受ける事はできます。要はダイヤモンドの原石であれば学歴は関係がないということです。いくら幼いときから数多くのレッスンを受けていても、本人に才能がないなら事務所に入ることは難しいと言えます。
芸能プロダクション付属の芸能養成所が果たしている役割とは
テレビや映画などで見かけるタレントは、その大半が芸能プロダクションと呼ばれる会社に所属しています。これらの会社はどのような役割を果たしているかというと、基本的には2つあります。1つは、営業活動です。
テレビ番組や映画の出演者を決める場合、広く一般から希望者を募ってオーディションを実施することもありますが、タレント側が自ら売り込みを行うことでキャスティングされることもあります。この売り込み活動を本人に代わって行うのが、芸能事務所の主な仕事です。
もう1つは、タレントの育成です。これは、所属するタレントに演技や歌などのレッスンを受けさせ、スキルの向上を図る仕事です。規模の小さなプロダクションであれば外部の芸能養成所にレッスン料を支払って通わせるケースが一般的ですが、大手プロダクションの中には自ら付属の芸能養成所を運営しているところもあります。後者のタイプの養成所は、研修生を迎え入れてスキルを磨かせ、有望な人材だと認めた時点でタレントとして契約を結ぶという、育成と発掘を兼ねた役割を果たしたりもします。